

『宝くじはインターネットでも買えます♬』
町を歩いていたら、宣伝アナウンスを流すラジカセから耳にそう聞こえてきました。
そうなんだぁと思い、何気に検索してみるとこんな記事がヒットしました。
記事の内容をざっくり説明すると、
- 売上はH17年をピークに減少傾向
- 購入利便性を高め売上増を狙う
- 2018.10以降全宝くじの9割超がネット購入可
- 会員登録必要。クレジットカード決済可
- 380万人の会員獲得を目指す
- 当選したら自動振込。受取忘れ防止メリット
宝くじを1set3,000円買うなら、本買ったり、映画観たりする方がまだ有意義な気がします。
みなさんはどうでしょう。
この記事では宝くじに関するデータを集めて、
- 自分が買わない理由
- 売上減少の背景
- もし売上増加させる場合どうすべきか
を考えてみました。


え??いきなり半分ごっそり持ってかれるの。。
いやそうなんですよね。
意外と知られていないんですが、宝くじって買った瞬間まず半分没収されちゃうんです。
▼宝くじ売上のうち、当選金分は46.8%

1set,3,000円に当てはめてみると、
①当選金
1,404円(3,000円×46.8%)
②手数料
363円(3,000円×12.1%)
③広報費
39円(3,000円×1.3%)
④収益金
1,194円(3,000円×39.4%)
ということになります。
元々宝くじってそういう目的のものなんです。
宝くじは1948年に当せん金付証票法(昭和23年法律144号)に基づき浮動購買力を吸収し、もって地方財政資金の調達に資することを目的とするために運営されている。
≪Wikipediaより引用≫
つまり、日本の宝くじは、
- 夢を買うにしても金額が小さく、
- 本数も少ないんですよね。
コスパがとっても悪く、当選確率が低いことが分かっているため、買わないのです。。

宝くじの当選確率はいかほど??
当選番号は、1~100までの組と6桁の数字で構成されます。
6桁の数字は、100,000~199,999の構成のなかから選ばれるため、その組み合わせは1,000万通り。
この確率についてよく例示されるのが、
・交通事故で死ぬ年間確率、300分の1
(H29年度交通事故年間死者数約3,600人÷日本の人口)
・雷直撃の年間確率、1,000万分の1
(2000年代の落雷死傷者148名≒1年間で約15名÷日本の人口)
といった例ですね。。
もう少し想像しやすい例として東京ドーム収容人数で考えると、
東京ドームの観客収容人数は55,000人。
55,000人×182会場=10,010,000人
東京ドーム満員×約182会場分の人数から選ばれし1名になる確率といったところでしょうか。
『買わなきゃ当たらない』ってよくいいますが、いや、買っても当たらないでしょ。。って感覚になりません、、??

宝くじの売上減少

そんな宝くじは冒頭に記載した通りに売上が年々減少しています。

そしてこの間、サラリーマンの年収も下がり続けています。

こんな状態且つあの当選金&当選確率の宝くじ、ネットで売り始めたって買うわけないじゃん。。
雷に打たれるくらいの当選確率の期待を、減少する手取りから捻出していられませんよね。
https://kedamafire.com/archives/20190511n.html
『収益金の使途』がもっと明確で使途が明示的であるべき

『どうせ外れるだろうけど、夢を買うかあ』となるとした場合、
購入の背中を押すような気がするのは、
『まあ当たらなくてもこの収益金が〇〇〇〇の役に立つなら、寄付するくらいの気持ちで買ってみよう』って感覚だと思う。
だって半分没収しているのに、一体何に使っているのかよく見えないんですよ。
▼緑39.8%|全国で公共事業に使われるらしい

このサイトで収益金がどんな事業に使われているか説明されていますが、
高齢化少子化対策、防災対策、公園設備、教育及び社会福祉施設の建設改修
つまりざっくり公共事業に使われているってことしかわかりません。
もっと使途を明確で明示的にするように宣伝すれば、『仮に当たらなくても役に立っているから買ってみようか』って気持ちに少しはなるような気がするんですよね。。
24時間TVの、『頂いた募金は、介護専用車両を〇〇台購入し××で活用いただいています』みたいな具体的な映像のイメージ。
公共事業って聞くと、最早バラまかれている感しかしなくなっちゃっている。。

宝くじを買うことのダサさを転換する

雷に打たれるレベルの確率にすがってまで、大金が夢と例えられる宣伝文句に引き寄せられ、延々並んで購入する。
今は、宝くじを買うこと自体がダサいイメージなんじゃないかと感じます。
そこに上述した『当たらなくてもちゃんと役立てられている』という、宝くじを買うことが、ただお金を捨てる行為にはならないというイメージ付けをすることで、少しは買おうと思う人が出てくるのではないでしょうか。
という妄想をしました。
20年宝くじを買い続けるのではなく、20年米国株にコツコツ投資する方が手元のお金は確実に増えているでしょうから。



それではまた~
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