

こんにちは、けだま(@kedamafire)です。
株式投資、特に米国株投資を始めたい方にとって、『どの証券会社を選択するか』はとても重要且つ難しい悩みですよね。
はっきり言って、サービスレベルやコスト面で、選択肢は大手ネット証券の3社しかありません。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
この記事では、株式投資、特に米国株投資を始めるにあたり、どの証券会社を選択すべきかについて、比較するポイントを紹介していきます。
- 大手ネット証券3社のコスト比較
- マネックス証券を利用した場合のメリット
- マネックス証券での米国株投資ライフをシミュレーション
- マネックス証券の口座開設方法

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はじめに;ぼくが米国株投資で利用している証券会社

はじめに、ぼく自身の米国株投資における利用証券会社をお話しておきます。
楽天証券では米国株投資のメイン利用。
マネックス証券では一部の海外ETF買付&保有とオンラインセミナー参加、日本株&米国株&中国株分析ツール『銘柄スカウター』を利用してるよ

3つの証券口座を保有している理由、現在マネックス証券をメイン利用していない経緯はこちら。
初めて株式投資を始める際、右も左もわからず最も有名だったSBI証券で口座を開設。
しかし、サイトがわかりづらく株をどのように買えばいいかさっぱりで、その後1年間何もせず。
そんな時に、楽天証券を知り口座開設。
サイトのわかりやすさに感動し、早速NISAで株式投資を開始。
その後、たまたま『銘柄スカウター』という日本株分析ツールを提供しているマネックス証券を見つける。
マネックス証券の便利な分析ツールやオンラインセミナーを利用しながらも、楽天証券に不満を感じていなかったことから、メインの投資利用口座へ乗り換えまではせず現在に至る。
そう。もし株式投資を検討し始めた段階で、ネット大手3社を横並びで比較できていたら沈黙の1年間はなかったのではないかととても後悔しています。
過去最長11年目の景気拡大期を迎える米国経済においては、優良銘柄に早期に投資をして保有し続けている人がシンプルに資産を増加させているためです。
ですので、この記事ではネット証券大手3社のコスト比較とともに、相対的に知名度が低いマネックス証券の特長を紹介していきます。
比較検討する材料になればとてもうれしいです。

米国株投資;大手ネット証券3社のコスト比較

個人的に最も重視したい点は、使いやすさ。
しかしながら、使いやすさとは所詮個々人の感覚に過ぎませんよね。
どこが最も優れているかを誰もが同じように比較できるのは、やはりまずはコストです。
米国株取引手数料比較
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
最低取引手数料 | 0米ドル | 0米ドル | 0米ドル |
取引手数料 | 約定金額×0.45% | 約定金額×0.45% | 約定金額×0.45% |
最大取引手数料 | 22米ドル | 22米ドル | 22米ドル |
≪2020.11.17時点 ※税抜表示≫
2019年に勃発した大手ネット証券3社の手数料値下げ合戦によって、結局3社横並びの手数料となりました。
最低手数料が無料ということで決着したため、結局のところ証券会社を選ぶ理由は、手数料以外の特長へと注目点が移りました。
さて、上記一覧表の中の『最低取引手数料』についてもう少し具体的に説明しますね。
米国株投資;最低取引手数料
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
最低取引手数料 | 0米ドル | 0米ドル | 0米ドル |
1取引0米ドルの取引金額 | 2.22ドル以下 | 2.22ドル以下 | 2.22ドル以下 |
1ドル105円の場合 | 233円 | 233円 | 233円 |
≪2020.11.17時点≫
はい。
ということで、『最低取引手数料無料!』というキャッチフレーズそのままに、直接的に恩恵を感じる場面は取引の中ではほぼないかもしれません。
しかし、元々最低取引手数料は5㌦以上で設定されているケースが多かったため、1株250㌦の銘柄を買った場合、250㌦×0.45%≒手数料1㌦程度で済むという面で、最低取引手数料0米ドルの企業努力は利用者にとってうれしい設定です。
株式の買付けに係る手数料以外には、米ドルで買い付けるための為替手数料があります。
3社とも為替スプレッドは片道25銭ですが、マネックス証券だけは買付時は0銭で売却時のみ25銭となります。
また、SBI証券は、グループ会社のSBI銀行を活用すると、為替コストが4銭に抑えられるというメリットがあります。
そう考えると、コスト面ではマネックス証券かSBI証券が選択すべき証券会社となりますね。
米国株投資;取引手数料,最大取引手数料
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
最低取引手数料 | 0米ドル | 0米ドル | 0米ドル |
取引手数料 | 約定金額×0.45% | 約定金額×0.45% | 約定金額×0.45% |
最大取引手数料 | 20米ドル | 20米ドル | 20米ドル |
≪2020.11.17時点 ※税抜表示≫
取引手数料、最大取引手数料は、各社共通です。
約定金額が、4,444.45ドル(≒466,667円)以上だと、手数料が税抜20ドル(≒2,100円)で固定されます。
米国株投資;コスト比較のまとめ
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
最低取引手数料 | 0米ドル | 0米ドル | 0米ドル |
1取引0米ドルの取引金額 | 2.22ドル以下 | 2.22ドル以下 | 2.22ドル以下 |
1ドル105円だと | 233円 | 233円 | 233円 |
≪2020.11.17時点 ※税抜表示≫
ここまでのポイントは、大手ネット証券3社の手数料差は特にありませんねということ。
為替取引においては、マネックス証券かSBI証券にメリットがあります。

上述したように、大手ネット証券3社中心に手数料競争が過熱した結果、最終的には3社とも最低水準で落ち着いたであるがゆえに、コスト以外の特長・優位性は何か?という点に注目が移っています。
では、コスト以外のサービスでマネックス証券に選択する理由があるか、特長や利用メリットを見ていきましょう。
米国株投資;マネックス証券の特長,メリット
マネックス証券の特長をピックアップします。
コストはこれまで見てきた通り、言うまでもなくトップクラスですね。
それ以外で個人的に感じている特長はこちら。
- 豊富な海外投資商品
- 先進的な商品・サービス
- 米国株投資家の為の投資情報が充実
それぞれ個別に見ていく前に、上記特長を形作る土台にもなっているマネックス証券の本質的なカラーはこちら。
顧客の声を踏まえてサービス改善を行っていく姿勢とスピードが素晴らしい
当たり前のようですが、これを顧客に感じさせる会社は肌感として信頼できます。
どこからこれを感じたかというと、
- 米国株の取扱銘柄数がドンドン増えている
- 日本株・米国株・中国株分析ツール『銘柄スカウター』のバージョンアップが頻繁
これって、顧客の声に基づき日々改善対応されていることによるバージョンアップです。
その日々の改善はマネックス証券のホームページで公開されています。
例えば2019年5月には、マネックスポイントという独自ポイントが、暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、リップル)と交換できるように仕様が更新されました。
相当細かい要望まで拾い上げられているため、ぜひ一度ご覧ください。
≪出所:マネックス証券≫
マネックス証券;豊富な米国株取扱い銘柄数
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
米国普通株,ADR,ETF数 | 約3,600銘柄超 | 3,040銘柄 | 3,400銘柄 |
≪2020.11.17時点≫
これ、何がポイントかっていうと、数が多いことではありません。なぜ多いのかってことの方が重要です。
投資初めてのうちは、数が多くたって探しきれませんので。
理由は上述した顧客目線とスピード対応の賜物です。
例えば、上記7/4分では18銘柄が加えられていました。数日単位でどんどん追加されています。
投資に慣れてきて、『投資したいけど銘柄取り扱いがない』となっても、マネックス証券なら要望に応えてくれるだろうとの安心感。
取扱銘柄数の多さという事実からわかるマネックス証券の特長はここですね。
マネックス証券;先進的なサービス
マネックス証券は投資家のかゆいところに手が届くサービスが多い。
例えば、今後の相場地合いで活きそうな『急落時も安心の逆指値注文』、決算発表シーズンにも活躍する『時間外取引』、大手ネット証券で珍しい『米国株取引専用スマホアプリ』がマネックス証券ならではです。
急落時も安心、『逆指値注文』
大手ネット証券3社で『逆指値注文』ができるのは、マネックス証券とSBI証券だけです。
日本株には、ストップ高・ストップ安という『値幅制限』があります。
1日当たりの株価の上昇・下降幅が決められているわけです。
米国株にはそういった制度はありませんので、1日で半値になるような事態も当然起こりえます。
マネックス証券では、あらかじめ「〇〇ドルまで下がったら売り注文を発動する」という設定が可能で、その設定は最大90日間も有効注文として残しておくことが可能。
原則長期投資においては、余裕資金でもってBuy&Holdスタンスで臨み、株価が大きく下落しようとも市場に留まり続けることが基本戦略となります。
とはいえ、ここまで下がった時は撤退するとラインを設定しておくことは悪くない。
例えば、ズーム【ZM】のように配当のない成長株へ投資している場合は、細目に逆指値を設定することは投資戦略上ありでしょう。
決算発表シーズンにも役立つ、『時間外取引』
マネックス証券では、通常の取引時間=立会時間に加えて、プレ・マーケット、アフター・マーケット含め合計12時間、米国株取引が可能です。
これの何がいいのか。
企業の決算発表は、立会時間以降、現地時間で16:00以降に行われるケースが多いです。
そう。そういうケースの場合、立会時間まで待たなければならないわけですが、マネックス証券の場合は、対処がとれる。
投資したい企業の市場予想を大きく上回る決算を確認したうえで、アフター・マーケット中に買い注文を入れることが可能なわけです。
大手ネット証券では珍しい『米株取引専用スマホアプリ』
例えば楽天証券の場合でもスマホから注文は可能です。
ただし、スマホでパソコンの画面を見ながらの注文となります。
わかりやすいとはいえ、拡大・縮小繰り返しながら指先で操作するのは人によってはストレスかもしれません。
スマホアプリでは当然こういったことはないため、パソコンを普段あまり使わない人にとっては特に魅力的なポイントではないでしょうか。
個別銘柄情報やニュースもアプリ内でチェックできるため、いつでもどこでも米国株に向き合えます。
マネックス証券;米国株投資家のための投資情報が充実
マネックス証券の口座保有者が無料で使えるツールや確認できる情報が充実しています。
あと月一のオンラインセミナーも活用してるよ!
- 日本人アナリストのテーマ毎分析資料
- 会社四季報電子版が見られる
- JPモルガンが期間投資家向けに発行しているアナリストレポートが読める
- トレードステーションが日次発行する『米国株マーケットEYE』の日本語訳版が読める
- 米国株投資家の間で有名な広瀬隆雄氏の月次オンラインセミナーに参加できる
また、米国株ではありませんが、日本株の分析ツール『銘柄スカウター』も口座開設者は無料で利用できます。
▼銘柄スカウターについてはこちらで紹介

マネックス証券;米国株投資ライフをシミュレーション

さて、ここまで見てきたコストやサービスを使って、マネックス証券でどんな米国株投資スタイルができるか考えてみました。
株式の購入単位が100株の日本株と違い1株から購入できる米国株は、マネックス証券が引き下げた最低取引手数料のメリットを存分に活用できます。
つまり、米国株に投資したいけど、まずは少額ではじめたい人にとってマネックス証券がハマる可能性が高いです。
ケース①世界トップ企業に1株ずつ投資し株主になってみる
銘柄 | ティッカー | 株価 | 日本円換算 | 手数料 |
---|---|---|---|---|
マイクロソフト | MSFT | 137$ | 13,700円 | 62円 |
アップル | AAPL | 204$ | 20,400円 | 92円 |
フェイスブック | FB | 196$ | 19,600円 | 89円 |
アリババ | BABA | 173$ | 17,300円 | 78円 |
アルファベット | GOOGL | 1,132$ | 113,200円 | 510円 |
合計 | 1,842$ | 184,200円 | 831円 |
※株価は7/7時点、1ドル=100円で日本円換算
1ドルから買える米国株の特徴と最低取引手数料が引き下げられたマネックス証券利用メリットを活用すると、総額20万円以内で世界トップ企業に投資でき、手数料は約800円程度で済みます。
ちなみに、最低取引手数料が5$だった時の手数料(7/7時点のSBI証券も同様)はこちら。
銘柄 | ティッカー | 株価 | 日本円換算 | 手数料 |
---|---|---|---|---|
マイクロソフト | MSFT | 137$ | 13,700円 | 500円 |
アップル | AAPL | 204$ | 20,400円 | 500円 |
フェイスブック | FB | 196$ | 19,600円 | 500円 |
アリババ | BABA | 173$ | 17,300円 | 500円 |
アルファベット | GOOGL | 1,132$ | 113,200円 | 510円 |
合計 | 1,842$ | 184,200円 | 2,510円 |
※株価は7/7時点、1ドル=100円で日本円換算
このように、1,700円程度メリットが生まれています。
ケース②最低取引手数料引き下げをフル活用し配当再投資を加速する
銘柄 | ティッカー | 株価 | 日本円換算 | 10株購入 |
---|---|---|---|---|
コカ・コーラ | KO | 52$ | 5,200円 | 52,000円 |
AT&T | T | 34$ | 3,400円 | 34,000円 |
アルトリア | MO | 48$ | 4,800円 | 48,000円 |
アッヴィ | ABBV | 72$ | 7,200円 | 72,000円 |
エクソン・モービル | XOM | 76$ | 7,600円 | 76,000円 |
合計 | 1,842$ | 28,200円 | 282,000円 |
※株価は7/7時点、1ドル=100円で日本円換算
最低取引手数料が引き下げられたことにより、高配当株投資家にとってもメリットが広がります。
上記のように高配当株へ投資した場合、受け取ることができる配当は以下の通りです。
銘柄 | ティッカー | 配当 | 日本円換算 | 10株分配当 |
---|---|---|---|---|
コカ・コーラ | KO | 1.6$ | 160円 | 1,600円 |
AT&T | T | 2.04$ | 204円 | 2,040円 |
アルトリア | MO | 3.20$ | 320円 | 3,200円 |
アッヴィ | ABBV | 4.28$ | 428円 | 4,280円 |
エクソン・モービル | XOM | 3.48$ | 348円 | 3,480円 |
合計 | 14.6$ | 1,460円 | 14,600円 |
※7/7時点、1ドル=100円で日本円換算
282,000円の高配当株投資をすることで、年間14,600円の配当を得ることができます。
配当利回りは、約5.1%と比較的高い水準の数値です。
受け取った配当は使わずにそのまま再投資することが、早く資産を増せる方法の一つです。
配当を再投資すればするほど、もらえる配当が増えることになるため、資産を雪だるま式に増やしていくことができるわけです。


マネックス証券の口座開設方法

さて、最後にマネックス証券での口座開設方法を紹介します。
さすがネット証券だけあって、紙は一切ありません。
webで最短3分程度。
マネックス証券;①口座開設申込フォームへ
マネックス証券HPから、『口座開設はこちら』をクリック。
マネックス証券;②申込フォーム入力
ご本人情報、入金先金融機関情報、特定口座開設有無など、フォームに沿って入力を行います。
マネックス証券;③本人確認書類のアップロード
本人確認資料をwebでアップロードします。
マネックス証券;④郵送される口座開設通知を受領
受け取ったらこれで手続きは完了です。
まとめ;マネックス証券で米国株投資を始めるメリット

最後にまとめます。
- マネックス証券の最低取引手数料は0ドルに。
- 米国株を低コストで『試しに買ってみる』を実現。
- 米国高配当株の配当再投資戦略とも相性良い低コスト。
- ただし、大手ネット2社(SBI証券、楽天証券)も同様低コスト。
- マネックス証券のサービスの特長を見極めて証券会社を選択すべし
- 口座開設者向けの優れたツール、セミナーといったバックアップサービスはマネックス証券の大きな特長の一つ
- 最大の特長は、顧客の声を即座に取り入れる顧客第一企業としての信頼感
米国株投資を検討するあなたの参考になればうれしいです。
▼投資がはじめてならまずはつみたてNISAを検討しよう

▼米国高配当ETFの人気ETFを比較

▼ノンフィクション。これが米国株の秘める可能性

それではまた~
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情報の豊富さ |
ぼく自身は上記3社ともで口座を開設し、
メイン利用は楽天証券、
ETF積立はSBI証券、
情報収集はマネックス証券
と使い分けしています。