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こんにちは、けだま(@kedamafire)です。
資産運用成績公開記事はこちら
米国株を中心に約1,600万円を投資、運用中です。
個別株投資が中心で、株式の売却益(キャピタルゲイン)よりも配当益(インカムゲイン)に成果指標をおいて資産運用を行っています。
さて、個別株投資において、その会社のキャッシュフロー計算書をチェックすることは大事ですよね。
…キャッシュフローでお金の流れを掴めるから大事なんですよ。
大事だから大事なの…
このブログは投資をこれからはじめる人やはじめたばかりの人に向けて書くことが多いのですが、書くことによって自分自身の曖昧な知識や知ったつもりのトピックを復習し再確認する場ともなっています。
運用実績の公開や特定銘柄の話題が多いですが、この記事ではお読みいただいているあなたと、”当たり前”を短く復習していければと思います。
【投資のなんで?】キャッシュフローってなに?なぜキャッシュフローが大事なの?


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はじめに;キャッシュフローとはなに?

キャッシュフローとは何か
キャッシュフローとは、その名の通り、キャッシュ(現金)のフロー(流れ)のことですよね。
財務三表、つまり『B/S(貸借対照表)』、『P/L(損益計算書)』とともにセットで登場する『C/F(キャッシュフロー計算書)』から知ることができる会社の現金の増減です。
いや、違うんです。P/Lだとわからないんですよね。
P/Lは、発生主義に基づいて作られているためです。
この辺は掘り下げると膨大となり、この記事の主旨から外れるので省略しますが、キャッシュフロー、つまり実際の現金の流れが投資において重視されるのはこの理由です。
Profit is an opinion,cash is a fact
利益は会社の意見、現金は事実
「意見」と「事実」の対比はよくメディア、報道のジャンルでもよく使われる言葉です。
メディアでは意見も大事ですが、どちらが大事かと問われれば、事実ですよね。
例えば、ぼくが『アップル社の株は買うべき』と意見を述べたって、結局知りたい大事なことは『業績が好調か』という事実だけです。
投資家がその企業への投資を検討する際に、会社の意見ではなく本当に稼いでいるかという事実を掴むために、キャッシュフローが重視されているわけです。
キャッシュフローの種類
- 営業CF(営業活動によるキャッシュフロー)
- 投資CF(投資活動によるキャッシュフロー)
- 財務CF(財務活動によるキャッシュフロー)
上記の詳細な説明も省略しますが、キャッシュフローという概念を理解するために大事なポイントはこちら。
C/Sでは、プラスは現金増、マイナスは現金減を表します。
そうなんだけど、もうちょっと。その現金のプラスマイナスが意味するものは以下。
資産の増加は現金の流出を表し、負債の増加は現金の流入を意味するってことです。
つまり、資産が増える=購入すれば手元の現金は減るし、負債が増えれば=お金を借りれば手元の現金は増えます。
投資においてよく言われる「キャッシュフロー」は『営業キャッシュフロー』を指すことが多いですが、上記①②③によって現金の出入りを把握するということが会計上の主旨になります。
以下にそれぞれ①②③の説明を簡単にまとめてみます。
キャッシュフローの中でも最も重要な種類で『事業で現金を生み出せたか』がわかる。
アウトラインだけ示すと以下のような形となります。
『営業キャッシュフロー=利益+減価償却+運転資本の増減』
※営業キャッシュフローについては、直接法・間接法といった作成方法によっても何を足し引きするか考え方に違いはあります。
投資キャッシュフローとは、ざっくり言うと、現金から固定資産へのお金の動き。
『会社が将来の成長のために、どれだけ投資したか』がわかる。
企業のスポンサーである、株主や銀行とのお金のやり取り。
『お金をいくら調達し(現金の流入)、いくら返したか(現金の流出)』がわかる。
なぜキャッシュフローが大事なの?

ここまで見てくると、なんとなく、なぜキャッシュフローが大事かわかる気がしますよね。
投資家、特に配当益狙いで投資するインカム投資家にとっては、その配当の源なる『会計上の利益』ではなく『手元の現金』が気になります。
各キャッシュフローの割合によって、企業の稼ぐ力、つまりブランド力をメタ的に連想することもできますし、企業の状態を推し量ることもできます。
キャッシュフローによって、手元資金があることがわかる。
好調(不調)だ。でもそれはなぜか。それをこの企業はどう使うのか。
こう考えることで、企業を見る目、分析する視点が増えていくはずです。
キャッシュフローで推し量れる企業の状態①
キャッシュフローからは、上記のように企業の状態を推し量ることもできます。
会計上の数値を細かく分析することではなく、こうやって数字から大局的な「この企業大丈夫感」「この企業ヤバい感」を感じ取る鼻を育てていくことは、結構大事なことだと思っています。個人的には。ですが。
例えば、新たな投資機会がないたばこ会社は、莫大な営業キャッシュフローと少額の投資キャッシュフローで、安定期と停滞期の間にいることが多いです。

▼上記グラフはこの書籍を参考にしています(この表ズバリはこの本にはありません)
キャッシュフローで推し量れる企業の状態②
一般社団法人 中小企業診断士協会 より参照、引用
上記のようにキャッシュフローの傾向から、そのパターン毎にその企業を見るうえでの仮説を持つこともできるため、有意です。
さいごに;キャッシュフローとはなにか?なぜ大事か?

投資の経験を通じて興味を持ち、会計やファイナンスの道に入っていく方も多いと聞きます。
そういった面でも投資の経験は実用・趣味兼ね備えた面白い経験になるのではないでしょうか。
まあそうなんですが、興味を持って勉強しだすとさらに投資でのリスク管理やリスク察知能力が上がるので一石二鳥です。
個別株はリスク高く労力もかかるため、初めての方はつみたてNISAやiDeCoを利用して投資信託への投資が最適だと思います。

物足りなくなったり、資金に余裕が出来たらETF

もっとのめりこんだら個別株をトッピングしても良いかもしれません。

とにかく投資は面倒だけど将来に備えて準備しなければと考えている人には、ロボアドバイザーが最終手段かもしれません。

それではまた~
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ぼく自身は上記3社ともで口座を開設し、
メイン利用は楽天証券、
ETF積立はSBI証券、
情報収集はマネックス証券
と使い分けしています。
初めまして、とても分かりやすいブログですね。キッシュフローを復習させて頂きました。(^^)
ありがとうございます!
あの”退職金ぶちこみ太郎”さんでしょうか。。?
だとしたら毎日ブログを拝見しております!
http://www.butikomi.tokyo/
コメントいただきありがとうございます。
励みになります(涙)