

半導体製造で米最大手のエヌディビアが、1月28日、第4四半期の売上高が約22億ドルとなると明らかにしました。
これは市場予想であった27億ドルに対し20%近くマイナスであり、ネガティブな内容です。
※第4四半期決算の正式な発表は、2月14日を予定。
株価も早速反応し、一時18%近く下落。。
≪出所:Trading view≫
エヌビディアは、仮想通貨市場の冷え込みと中国経済の減速感を受けて、2018年も大きく株価を下げていましたが、今回の発表で約2ヵ月ぶりの大幅下落となりました。
売上高予想を引き下げた要因は、
- 中国市場での需要低迷により
- 主力のゲーム事業の売上が従来予想を下回り
- 高成長率のデータセンター事業の売上も従来予想下回り
という内容です。
エヌビディア。。。去年手放しといてよかった。。
売上高見通し下方修正。
市場予想大幅に下回る。
主力のゲーム事業✖︎
データセンター事業✖︎米国株、反落しダウ300ドル超安 キャタピラーとエヌビディア急落: 日本経済新聞 https://t.co/13p0C66f0H
— けだまのFIREへの道 (@kedamafire) January 28, 2019
今年初めに決算発表前に業績予想を下方修正し市場が混乱したアップルショックがフラッシュバックしました。
▼関連記事|アップルショックから始まった米国企業決算発表

今回、エヌビディアの発表を受け、マイクロン・テクノロジーやインテルなど半導体株に売りが波及。
また、おそらく中国の景気減速感が意識され、アップルやアマゾン・ドット・コムも株価が下がり、中国の売上比率が高いボーイングといった企業の株価も売られています。
アップルショックからのフラッシュ・クラッシュという、いわば瞬間的なショック反応というよりも、中国景気をはじめ世界経済の減速感による関連銘柄の売り波及が起こったロジカルな反応が、ちょっと気持ち悪いですね。
景気後退局面を迎えて、あらためて世界経済の減速が投資家に意識されています。
▼関連記事|IMFによる今後の世界経済見通しをチェック

ちなみにエヌビディアの1年前からのチャートはこちら。
≪出所:Trading view≫
1年前からみると、40%近く下げています。
これをもってあらためて意識されるのがこの2点。
- 個別株投資はセクター別に分散することが大事
- 株式購入は一括購入ではなく分散して積立購入
また、個別株は決算での売上高やEPS(1株当たり利益)が市場予想に対してどうか、つまり、市場の期待に応えられているかによって大きく変動するため、投資初心者の方は投資信託やETFから投資をはじめるのが無難です。
なお、エヌビディアは1月27日に年度末を迎えており、第4四半期決算は2月14日に正式発表予定です。

それではまた~
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