投資日記

米アマゾン社のロビー活動費がチワワからグレートデーンに。関心は医療関連。

≪2019.1.30作成≫
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

 

こんにちは、けだま(@kedamafire)です。

 

アメリカではロビー活動に多額の費用をかける企業に対して情報開示を義務付ける法律があります。

 

2019年1月下旬に公表された資料によると、米アマゾン・ドット・コムが2018年に費やした米政府へのロビー活動費は1,419万ドルと過去最高となりました。

 

ネコA
ネコA
日本円で約15億円ね。。

 

▼アマゾンが費やすロビー活用費の年次推移
amazon lobbying records_20190130-min
≪出所:recorde.net

 

昨年、2017年のロビー活動費が公表された際、過去5年間で約300万ドルから約1,300万ドルと400%近く膨らんだことを、ブッシュ政権下の高官は『たった数年でチワワからグレートデーンに』というふうに表現していました。

 

ネコC
ネコC
チワワからグレートデーン

 

その膨張ぶりがわかりやすくイメージできますよね。

amazon lobbying records image
けだま
けだま
アマゾンも”優しい”巨人であってもらいたいものですー

 

年々膨張するロビー活動費は当然、それに見合う効果があるとの目論見で行うわけですが、どんな分野にまたがっているかというと、Amazonの場合、あらゆる分野です。

 

けだま
けだま
あらゆる分野?

 

例えば、税や労働反トラストや医療関連からドローン航空産業に至るまで、あらゆる分野。

 

補助的栄養支援プログラムや食品配送のために農務省へ。

 

そしてNASAにも働きかけます。

 

アマゾンがロビー活動のためにワシントンを訪問する回数は、2017年で24回、実に1ヵ月で2回も訪問していることになります。

 

amazon lobbying records _goes to washington
≪出所:Bloomberg

 

なお、2018年のロビー活動でアマゾンが特に関心を示していた問題は、

  • 医療制度
  • 薬価
  • 食品の安全性

などで、これらについて食品医薬品局(FDA)などの連邦機関と協議したようです。

 

▼参考|ロイター通信

米アマゾン、18年の米ロビー活動費用が過去最大に

 

 

このロビー活動での関心事項を見て思い出されるのは、2018年6月のこの報道。

 

『アマゾン、医薬品通販に参入』(2018.6.28)

アマゾンは、処方薬のネット販売を手掛けるピルパックの買収を発表。

医薬品の販売に本格参入する。

ピルパックはハワイを除く全米で処方薬やビタミン剤の宅配サービスを手掛ける。

ネットで処方薬を受け付け、1回分の服用分を小分けに包装して配送。高齢者を中心に利用が広がっている。

ピルパック自体の売り上げ規模は小さいが、アマゾンの品ぞろえに加えれば販売を押し上げる可能性がある。

自社のAIスピーカーで家庭の常備薬を管理し、減った分を定期的に配送するといったサービスも視野に入る。

≪出所:日本経済新聞

 

数千万ドル(数十億円)というロビー活動費によって得られる利益は数十億ドル(数千億円)とも言われることがあることから、どんどん新たな分野に参入して規模を拡大するアマゾンのような会社にとっては、現在のロビー活動費もグレートデーンではなくミニチュアダックスフンドくらいに過ぎないのかもしれません

 

なお、他のハイテク大手企業もロビー活動に多額の費用を費やしています。

 

ネコC
ネコC
特にグーグルはアマゾンより金額は大きい。すごい金額。。

google lobbying records_20190130-min
≪出所:recorde.net

 

▼2018年のハイテク企業ロビー活動費
2018 lobbying spend by tech company-min
≪出所:recorde.net

 

また、こんな記事もあります。

政策に影響を与えたい!2018年、ロビー活動に最も多くの資金を費やした企業・団体トップ20

≪出所:ビジネス・インサイダー≫

ネコB
ネコB
コムキャスト、AT&T、ボーイング、サザンカンパニーetc

 

ハイテク企業以外に、聞き馴染みのある多くの大型企業もこんなにもロビイングに力を入れているんですね。

 

ネコB
ネコB
当然よね

 

政治のニュースを見るときに、こういったロビイングという企業活動に関する情報や知識があるか、ないかで見方も変わってくるかもしれませんね。

 

ネコC
ネコC
「ん?この政策ってあの企業にとって○○ではないか」というニュースを繋げる視点になるよね

 

【考えた】アマゾン株に今後も投資を継続すべきか こんにちは、けだま(@kedamafire)です。 Follow @kedamafire アマゾン・...

 

2020年12月|米国高配当株|配当再投資戦略の実践をブログで公開↓人気ブログランキングはこちら↓ こんにちは、けだま(@kedamafire)です。 Follow ...

 

【資産運用初心者】無料で使える投資に役立つツール10選!!↓人気ブログランキングはこちら↓ こんにちは、けだま(@kedamafire)です。 Follow @ked...

 

それではまた~

ほぼ日刊、

投資関連コラムと運用実績のブログ。

ネコA
ネコA
『けだま 投資』で検索♬

更新情報はtwitterで!

 

応援のクリックをお願いします♬

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
【大手ネット証券3社比較】
初心者におすすめの証券口座
使いやすさNo.1楽天証券
楽天証券
ユーザー視点のデザインだから初心者に最もやさしく使いやすいのが楽天証券。投資から遠ざかったぼくがセカンドトライで利用した証券会社がここでした。楽天経済圏利用者にも最適な証券会社です。
使いやすさ
コスト
情報量

米国株の買い方楽天証券HP

ドル転コスト№1SBI証券
SBI証券
SBI銀行をセットで活用することで、米国株購入時に必要なドルへの両替コストが業界最安値に。画面デザインがわかりにくく、操作性が中級者レベルなのが難点も、ETF自動積立機能等サービスは豊富
使いやすさ
コスト
情報量

米国株投資実績紹介SBI証券HP

米国株の情報量が豊富!マネックス証券
マネックス証券
口座開設者のみ使用できる銘柄スカウターという米国株情報ツールはじめ、無料で活用できる情報が多く外せない証券会社。売買取引ツール「トレーディングステーション」が使いにくいことだけが難点。
使いやすさ
コスト
情報の豊富さ

関連記事へ公式HPへ

ぼく自身は上記3社ともで口座を開設し、

メイン利用は楽天証券

ETF積立はSBI証券

情報収集はマネックス証券

と使い分けしています。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA