

こんにちは、けだま(@kedamafire)です。
米国株を中心に約1,600万円程資産運用中です。
この記事では保有銘柄の業績を振り返るとともに、米国株を取り巻く環境と気にしておくべき因子をざっくり挙げていくことで、大局観を頭にインストールすることを目的に書いていきます。
【堅調な企業業績】2019年4-6月期の業績は概ね堅調
上記一覧が保有する米国株銘柄の決算一覧です。
売上高、EPS(1株あたり利益)、次期業績の企業ガイダンス、売上高成長率を横に並べています。
前から3つが重要で、それぞれ事前の市場予想との乖離がどうだったかを一覧表にしています。
株価はその市場予想を織り込みながら価格を形成していくためです。
さて、一部青い部分(=市場予想を下回った)もありますが、概ね良い決算が並びました。
事前予想では悲観的な見方が多かったため、これは意外な結果です。
S&P500構成銘柄🇺🇸90%決算発表終了
アナリスト予想上回った企業は
✔︎売上高→57%
✔︎利 益→75%セクター別では
✔︎ヘルスケア、金融セクター成長
✔︎素材、資本財セクター不振次回以降決算予想では
✔︎7-9月期→減益予想
✔︎10月-12月期→1桁利益成長※8/9時点ファクトセット社集計
— けだま@投資ブログ運営🐈 (@kedamafire) August 11, 2019
【米経済指標も概ね良好】

そして、米経済指標も概ね良好です。
米🇺🇸7月小売売上高(前月比)
✔︎結果→0.7%|予想→0.3%|前回→0.3%
米経済はまだ堅調であるということ。
米GDPのうち個人消費が占める割合は約7割近くと高いため、小売売上高の伸びは景気指標として重要
連銀製造業景気指数も予想上回り pic.twitter.com/88ngsO1Fww
— けだま@投資ブログ運営🐈 (@kedamafire) August 15, 2019
しかし、米FRBは7月利下げ(0.25%)に踏み切りました。
≪出所:Jetro≫
そう、つまり、悪化していよいよ本格的な景気後退局面入りする前に、予防的金融緩和を行ったわけですね。
ウォルマートの決算が良かったから米国経済は大丈夫という記事を見かけるけど大丈夫な訳ないでしょう。個人消費は景気の遅行指数ですよ。分かって書いているのかな?? pic.twitter.com/8YldpvZKhu
— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) August 15, 2019
景気へのネガティブな因子

アメリカ経済はまだ順調に見えるのに、なぜ米FRBは予防的利下げを行ったのでしょうか。
予防的利下げとは何に対する懸念の予防なのでしょうか。
鈍化する欧州経済、背景にはイタリア政局不安や欧州の要であるドイツ景気の弱さ。
≪出所:日本経済新聞≫
そしてその弱さは、中国経済に強く依存してもいます。
そして、その中国経済への大きな影響因子が、米中貿易摩擦です。
ここの所の株式市場(日本,米国)の懸念要因て
こんなところかしら??・米中貿易摩擦🇺🇸🇨🇳
・米FRB金融政策🇺🇸
・イランを巡る緊張🇺🇸🇮🇷
・(ハード)ブレグジット🇬🇧
・日韓対立🇯🇵🇰🇷
・円高日本🇯🇵まだあれば整理しておきたいため、
教えてくださいませ— けだま@投資ブログ運営🐈 (@kedamafire) August 7, 2019
そんななか、訪れたサインがこれ。
【逆イールド】アメリカ、長短金利差の逆イールド化

2019年8月15日に大きく報道された『米、長短金利差の逆転=逆イールド』の発生です。
▼逆イールドの解説はこちらでどうぞ♪

米2年債と10年債の金利差逆転は、リーマンショック前以来の12年ぶりです。
≪出所:朝日新聞デジタル≫
重要なのは、逆イールドは発生したことによって景気後退が起こるわけではないということですね。
景気後退による投資家心理悪化が、逆イールドという現象を発生させるということ。
つまり、米FRBが発表している『予防的金融緩和』の意図と合致していますよね。
現在の企業業績が強かろうが、経済指標が強かろうが、景気が徐々に後退し始めている。これに金融緩和で予防策を取ろうというのが米FRBの意図なわけです。
ということで、次の注目は米FRBの9月の利下げ措置。
米FRB9月利下げはあるか、どの程度か

市場予想では、現在0.25%の利下げが行われるのではないかとの見方が多勢です。
0.5%との見方も可能性は低いにせよ予想されています。
いずれにしても、米FRBが描いているシナリオは以下であり、『予防的金融緩和』という措置が意図した通りに効いているのか注視していくことが重要ですね。
▼米国経済の行方は?
そのためには、企業業績の継続的なチェックと米経済指標のチェックによる兆候の察知が大事ですね。
そう、そしてこれら全てに影響を与えている、不確実要素が、、
トランプ大統領のツイート
ですよね。。
とはいえ、トランプ大統領のツイートはある種の期待値コントロールであり、それによる相場の上下動は本質的な価値変動ではありません。
ですので、それに気を取られず、企業業績、経済指標を定期的にチェックしながら財政状態、企業業績の良い企業へ投資していくのが王道です。
それではまた~
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