2019年4月2日、突如として急上昇したビットコイン。
他の仮想通貨も連れて上昇するなど、市場がざわつきました。
参考記事>>>4か月ぶり高値。ビットコイン急騰の怪|朝日新聞デジタル
下のリンク記事でも触れたように「なぜ上昇したのか?」という上昇理由は見当たりませんでした。
関連記事>>>【要注意】ビットコインが久々の急騰。なぜ?理由を整理する
どのメディアでも憶測や仮説の域を出ないもので、それは時間が経っても変わりませんでした。
逆に興味深いですよね。
みんな首をかしげているわけです。「なぜ上昇したのだろう」と。
そう考えると、今後、
『根拠のない上昇があるのであれば、根拠のない下降もあるだろう』と考えるのが自然です。
★★★
とはいえ、なんらかの分析や仮説はあるだろうと探すと、チャートのテクニカル分析は見つけることができます。
▼ビットコイン長期チャート
重しとなっていた上値を超えたため、資金が流入して急上昇したと。
しかし、これは急上昇の説明にはなっても、その”上値を超えた”一歩目の理由としては不十分です。
状況分析であって根本要因の説明にはなりません。
結局根本要因として発見できるのは、やはり憶測や仮説にすぎないのです。
ちなみに、4月2日に日経電子版に掲載されていた仮説はコレ。
- 通貨不安の一部新興国から資金流入
- ここ数ヶ月の上値突破し、空売り投資家の買戻しで急騰
さて、そんな状況のなかで、仮想通貨はまた熱くなるのでしょうか。
過去を振り返りながら考えてみたいと思います。
ビットコインは投機(≠投資)対象として熱かった!
まずビットコイン長期チャートをみてみましょう。
急騰した時期の山頂景色を簡単にまとめると、
- 2017年12月17日➡
1BTC=225万円を突破
(2019.4.7時点:1BTC=約57万円)
※1年前と比べると4,000%(!)近く上昇 - 時価総額世界最大の小売業者ウォルマートに迫る
※当時、約2,900億ドル
※日本企業で最大の時価総額だった当時のトヨタ自動車は超えた
その後、仮想通貨流出事件をもとに急速に潮が引くように、相場が静まっていきました。
- 2018年1月26日:コインチェックでNEMコイン580億円相当が流出
- 2018年9月14日:zaifで3つの仮想通貨、合計70億円相当が流出
▼流出発覚後のコインチェック社前で状況を見守るホルダー

その後、コインチェックが580億円もの巨額流出分を被害者に対して全額保証したことは記憶に新しいですよね。
ビットコインのチャートはどっかで見覚えがある
ところで、このビットコイン長期チャート。
赤枠分の形、どっかでみたことがある。と思い集めてみました。
世界のバブル相場の歴史です。
▼これ、ドットコムバブルですね。
▼日本のバブル景気
そして色々なバブル。。

まとめ ~仮想通貨はまた熱くなるのか~
これらをみるとわかるように、ビットコインは明らかにバブル、しかもこれまでで最も爆音の狂騒曲を奏でたバブルでした。
そして、例えばナスダックチャートのバブル後の上昇を指して、再度上昇がはじまることは間違いないと主張する言説もあることは確かです。
とはいえ、日本のバブル後をみればわかるように、その後長期低迷するシナリオも考えられます。
結局重要なのは、チャート分析ではなくビットコインの実用性、社会的役割の拡大がいつ、どの程度起こるかということに尽きるでしょう。
仮想通貨の基礎技術であるブロックチェーンというテクノロジーや研究自体は、当時の狂騒とは別に着々と進んでいることは間違いありません。
それがサービスとして花開く可能性を見つけてから投資しても遅くはないはずです。
また、最後にこの事実も抑えておく必要があります。
証拠金取引高の金額がものすごい。
これはつまり投機的な取引が非常に多いということを示しています。
ですので、安易に投資に走りプロのトレーダーの養分とならないよう注意しましょうね。
◆結 論
- 仮想通貨がまた熱くなる(価格が上昇する)ことを裏付ける情報はゼロ。
- そのため、今投資に走ることは投機でありギャンブル。
- 丁半博打に臨む覚悟があるのなら特攻すべし。
- 宝くじ感覚でお小遣いの範疇で買ってみるならいいのでは??
それではまた~
その他関連記事
https://kedamafire.com/archives/13509626.html
https://kedamafire.com/archives/12380394.html

Twitter➡けだま@kedamafire
応援のクリックをお願いします♪
にほんブログ村


使いやすさ | |
---|---|
コスト | |
情報量 |

使いやすさ | |
---|---|
コスト | |
情報量 |

使いやすさ | |
---|---|
コスト | |
情報の豊富さ |
ぼく自身は上記3社ともで口座を開設し、
メイン利用は楽天証券、
ETF積立はSBI証券、
情報収集はマネックス証券
と使い分けしています。