
これは生活の実感であり、気鋭の経済学者が唱えた「 r > g 」という公式から自然と腹落ちする世界の真実である。と私は考えています。
格差は、年収の高・低ではなく、学歴などステータスの上・下でもなく、資産の多・少で拡大するのです。
それが、資産運用をはじめて、私が得た投資生活の実感です。
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なお、この記事の結論は、資産運用しましょう、投資家になりましょう、という締めになるわけですが、前提としてお伝えしておきたい私の価値観があります。
私はたくさんお金はいりません。お金のために、たくさん働きたいとも思えません。それでもお金は必要だから、資産運用をしています。お金がなくてはご飯も食べられないし、音楽も聴けないし、映画も観れないし、読みたい本も読めません。それは私にとって何より辛いことです。だから私はお金を効率的に得る手段として資産運用をしています。お金を目的とした労働に依存せざるを得ない事態を避けるために。
もちろん、お金はたくさんあるに越したことはありません。でもお金だけが欲しいものではありません。資産運用で効率的に安定してお金を得ることで、逆説的にお金から解放されたい!と考えています。
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2つの反応
格差は、年収の高・低ではなく、資産の多・少で拡大する。
これについての反応は2つに分かれます。
①「よくわかりません。年収の方が効いてるでしょ??」
②「そんなの当たり前でしょ?」
当然ながら、②は投資家で①は非投資家です。
もちろん、年収が高くて資産が多い方がよいわけですが、それは、年収が高いことによって資産運用をするための種銭が早く且つ多く手に入るということを意味するだけで、本質的には資産の多少が重要です。
年収が高くても散財して貯金がない人がいる一方で、年収が低くてもコツコツと投資(貯金ではなく)をして大きな資産を得た体験談がよくあるように、年収よりも資産が将来的な格差に効いてくるのです。
それはなぜでしょうか?
「 r > g 」
フランスの経済学者トマ・ピケティ氏の著書『21世紀の資本』で提唱された法則が「 r > g 」です。
日本でもベストセラーになりましたね。
▼漫画版
「 r > g 」とは?簡単に。
「 r 」とは、リターンの頭文字です。
株や不動産等の資産を運用して得られる利益率、すなわち資本収益率のことです。
「 g 」とは、グロースの頭文字です。
経済成長率、すなわち労働の対価として得る所得の成長率のことです。
資本収益率が所得の成長率を上回ると、資本主義においては資産を持つ人と、資産を持たずに働く人の格差は広がり続ける。
そして、トマ・ピケティ氏の研究によれば、歴史上、「 r 」は常に「 g 」を上回り続けているのです。
資産運用で得た実感
私の2017年の資産推移一覧をご覧ください。
2017年の資産推移
2017年4月時点:¥6,220,000-
2018年3月時点:¥9,285,341-(増加率149%)
保有する株式の上昇が主に寄与して、資産が約1.5倍(¥3,000,000分)に殖えました。
もし貯金だけの場合、月¥50,000 × 12ヵ月 = ¥600,000程度が精いっぱいだと思います。
つまり5倍も差がでてくるわけです。
年収の高・低は確かに重要です。種銭が変わってくるためです。
しかし、それはあくまで、資産の増加を助けるブーストとしての役割であって、資産の増加率は投資家の方が大きいと思います。
アベノミクスで誰が得したの?
アベノミクスによって一時8,000円台であった株価は、今や20,000円を越しています。
企業の景況感は好転し、TVや新聞で景気の拡大が取り上げられています。
会社員としては実感なんてない!
給与所得者である会社員としては、景気が好転している実感はありません。
企業業績は良化していますが、それが賃金の向上にまわらず、多くの場合、企業の内部留保にまわっているためです。
政府はあの手この手で賃金アップを促しますが、それは微々たるものですよね。
そして、おそらく、恐ろしいことに、景気が縮小すると、真っ先にてこ入れされるのは労働者の賃金見直しです。(ボーナスカット、リストラ)
ひどすぎる(笑)
投資家としては実感できる
しかし、アベノミクスによる景気拡大は、投資家で資産を保有していれば実感できます。
上記表のように、2017年は資産が1.5倍に殖えましたし、もし日経平均株価8,000円の頃に投資をして今まで保有していれば、単純に資産が2.5倍程度になっていた計算になります。
ただの労働者ではなく投資家・資本家になろう
貯金は美徳と教わってきました。投資はギャンブルで良くないことだと印象付けられてきました。
しかし、それは、貯金をしていれば利息によって数年後に倍になっていたような時代の価値観です。
給与収入だけでは、よっぽどの高所得者でないと、ゆとりが出るほどお金は殖えません。
もちろん、投資にはリスクが伴います。元本を割る可能性もあります。
しかし、お金から解放されたいのであれば、調べて、学び、失敗しながらでも投資の道に進む方が合理的な判断だと私は考えています。
リスクを最低限に抑えながら、長期・積立・分散投資でコツコツ資産運用をすることが、将来的に経済的なゆとり、ひいては精神的なゆとりに繋がるはずです。
みんなで一緒に投資を楽しみながら将来に備えましょう!
参考
私が利用している資産運用の実績公開等の記事です。相対的なリスク別に紹介します。
■(比較的)ローリスク・ローリターンな商品
▼ロボアドバイザー
WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)の2サービスを利用しており、運用実績等を公開しています。
記事リンク:
▼楽天証券でのidecoの活用実績等を公開しています。
記事リンク:
■(比較的)ミドルリスク・ミドルリターンな商品
▼資産運用型FX_トラリピの運用実績等を公開しています。
記事リンク:
▼優秀なFX自動売買トライオートFXの運用実績等を公開しています。
記事リンク:
▼くりっく株365での英国株価指数FTSE100の運用実績等を公開しています。
記事リンク:
■(比較的)ハイリスク・ハイリターンな商品
▼楽天証券のNISA口座を利用した米国株・国内株の運用とOneTapBuy(ワンタップバイ)を利用した米国株の運用実績等を公開しています。
記事リンク:
それではまた~

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ぼく自身は上記3社ともで口座を開設し、
メイン利用は楽天証券、
ETF積立はSBI証券、
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と使い分けしています。