

こんにちは、けだま(@kedamafire)です。
このブログでは投資、資産運用のニュース、トピック、実践方法を取り上げて紹介しながら、自らの資産運用実績も公開しています。
なかでも資産運用実績の公開が、いわゆる個人の投資ブログによる情報発信の最大の特徴だと考えていますが、有益なのは相場が下落した際のマイナス実績の公開のはず。
なぜなら、金融機関でのプロモーションではマイナス実績を目立つように配置する意味はありませんからね。
逆に、過度なリターン実績の表示も、昨今の金融庁の旗振りによる『顧客本位の業務運営』指針によって、減ってきているようには思いますが。
そう。
ということで、この記事では直近で株式相場が下落した時の資産変動状況をまとめておきました。
この記事は、
- 投資を検討している方、もしくは投資初心者の方が、
- 投資を始める際にそのリスク、つまり『どの程度の資産評価額下落を覚悟しておく必要があるか』を、
- 個人の実績を通じて体感してもらえること
を主眼に作成しています。
これから投資をはじめようと考えている方の、『いくら投資にまわそうか』という資産管理、リスク管理の材料になればうれしいです。
▼前回の相場暴落時の記録はこちら(2018.10)

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株式市場下落時の記録。状況の整理。

この記事で記録する株式相場下落は以下の四角囲み部です。
2019年7月末時点で史上最高値付近にあったS&P500指数は、2019年8月5日にかけて大きく下落しました。
おはようございます!こっちは☀️🥵
🇺🇸株価指数前日比
✔︎ダウ→▲2.9%
✔︎S&P→▲2.9%
✔︎ナスダック→▲3.4%S&P500構成銘柄→添付❶
世界市場全体→添付❷ほぼ全て真っ赤
何故かだけが大事ですね
米中対立激化を相場が嫌気してます
今後悪材料出ればさらに下げ好材料出れば戻るですね🐈🐈 pic.twitter.com/bUdIbrUVAL
— けだま@投資ブログ運営🐈 (@kedamafire) August 5, 2019
ダウ工業株30種平均は前週末比767ドル安と今年最大の下げ幅を記録、ネットやツイッターでは混乱のつぶやきがあふれました。
そのきっかけとなったのは、米トランプ大統領の「つぶやき」です。
ツイッターで3,000億ドル相当分の中国製品に対して、9月1日より新たに10%の追加関税を課す考えを表明。
…during the talks the U.S. will start, on September 1st, putting a small additional Tariff of 10% on the remaining 300 Billion Dollars of goods and products coming from China into our Country. This does not include the 250 Billion Dollars already Tariffed at 25%…
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) August 1, 2019
それに対して中国が通貨安を容認したことによって、米中貿易摩擦の長期化・激化を懸念する投資家の心理が著しく悪化したという流れ。
上記図で確認をしてみると今回の下落幅は、約6%近いですよね。
この下落が一個人投資家の資産状況にどのくらいのマイナスをもたらしたかのか、早速見てみましょう。

株式市場の下落で資産状況がどのように変化したか

はじめに、2019年7月末時点の投資資金全体のグラフがこちら。

これは急場の生活防衛資金や銀行預貯金を除く投資資金の管理グラフです。
C_日本株、D_米国株が特に今回の株式市場下落の影響を大きく受けています。
そして、その変化率はこちら。
項目 | 2019.7末 | 2019.8.6時点 | 変化率 | 変化額 |
---|---|---|---|---|
現金 | 353,738円 | 358,271円 | 1% | 4,533円 |
ロボアド | 1,183,768円 | 1,151,794円 | ▲3% | ▲31,974円 |
日本株 | 479,900円 | 465,800円 | ▲3% | ▲14,100円 |
米国株 | 9,018,419円 | 8,669,655円 | ▲4% | ▲348,764円 |
仮想通貨 | 310,353円 | 325,466円 | 5% | 15,093円 |
FX | 1,744,513円 | 1,746,433円 | 0% | 1,920円 |
iDeCo | 325,620円 | 316,387円 | ▲3% | ▲9,233円 |
合計 | 13,416,311円 | 13,033,786円 | ▲3% | ▲382,525円 |
債券や金といった実物資産もポートフォリオに組み込まれたロボアドは多少下落幅が小さかったですが、それでも3%程下落しています。
仮想通貨は資産UPを目的に積極的保有をしているわけではなく、値動きを体感するための勉強用目的での保有。これは逆に評価額が上昇しました。
最近の傾向は株式市場の不安定さと値上がりに相関があるというところですね。
トータルでは結局、約3%の資産下落、40万円の評価額マイナスとなりました。
それは、投資慣れからくるものでもありますが、一番は投資資金管理に依るところが大きいです。
相場が下落した際の資産減少の体感としては、パーセンテージというよりもそのマイナス金額そのものの方がインパクトがあると思いますので、投資する際は、
100万円を投資した際に、
- 3%下落で97万円
- 5%下落で95万円
- 10%下落で90万円
- 20%下落で80万円
- 40%下落で60万円
下落の可能性があるが、自分は精神的に耐えうるだろうか。
と自問しておくことが重要ですね。
なぜなら、株式へ投資するということは、長期的な株価の上昇(価値の増大)を前提に投資することになりますので、短中期に相場から退却することは最も非合理的な投資行動となるためです。
なおこの金額は、総資産が100万円でその100万円を投資に使う人と、総資産が1,000万円でそのうち100万円を投資に使う人では下落幅の持つ意味が全く異なるため、『投資資金としていくら投入するか』を念頭に考えることが重要です。
前者の場合、下落幅10%で資産全体も10%下落しますが、後者の場合は資産全体の1%分が下落したに過ぎません。

株式市場の過去の大きな下落相場;リーマンショック

さて、この記事で取り上げた下落相場は4%の下落でしたが、インターネット上では多くのネガティブな情報や意見が飛び交った場面を目にしました。
情報収集のために、twitter等で投資アカウントを多くフォローしている方は同じように体感されたのではないでしょうか。
しかし、あのリーマンショックではその10倍、40%程度の資産下落が起こっています。
上記のうち、リーマンショック前後の株価指数を一覧化したのがこちら。
この表をみると、2008年1月から2009年2月の約1年をかけて、株価が約40%程も下落しています。
この、『1年間をかけて』ってところがポイントですよね。
1週間で価格が戻るなら例え40%の下落でも耐えうるかもしれません。
しかし、下落が1年近く続くとすると、自分のリスク許容度が低い場合、耐えきれず市場から退場してしまうに違いありません。
つまり、リスク許容度を決める『資産全体のうちいくらを投資に回すのか』という判断が最も大事ということ。

まとめ;【株式市場下落時の記録】資産状況はどう変化したか

2019年8月はじめの相場下落では上述したように、資産の約4%、40万円近くの評価額が下落しました。
しかし、約10年前の景気後退局面の引き金となったリーマンショックでは40%近くの株価下落も発生しており、現時点はまさに次の景気後退局面入りも近いとされています。
とはいえ投資から距離をとることは、それ自体とてもリスク。
それは金融庁が発表して結果的に炎上することとなった『老後2,000万円足りない』とするレポートからも明らかです。(とても素晴らしいレポートでしたね)

株式相場の激しい上下動を目にして尻込みしている方は、はじめやすい投資信託やETFを利用したインデックス投資から挑戦してみることをおすすめします。
それには、税制優遇制度が利用できる『つみたてNISA』が最適でしょう。

慣れてきたらきっと、自分で海外ETFへの投資をはじめたくなるでしょう。

投資が趣味にまで昇格すると、個別株投資にはまるかもしれませんよ。

投資のことは一切を自分の生活の外側に置きたい!という方には、ロボアドという選択肢。

自分にあった投資手法を探してみてください。
それではまた~
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ぼく自身は上記3社ともで口座を開設し、
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