

もちろん投資によって直接的に得られるものは、お金です。
しかし、投資によって得ているものはそれ以上にたくさんあるなと感じています。
明らかに、投資をする前と後では世の中の眺め方が変わっているし、生活パターンも変わっている。
今回は自分が投資をし始めた頃を思い出しながら、
『投資によって得られるお金以外のこと』
について、書いていきます。
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はじめに;投資に興味を持ったきっかけ

ぼくが投資に興味を持ったのは、2012年の終わり頃からはじまったアベノミクス相場のとき。
グングンと上昇する株価を横目に、どうやら給料の方はホソボソとしか上がらないものらしいということを悟り始めた頃でした。
アベノミクスで打ち出された無制限の量的緩和による株高と円安。
株式市場には大量のマネーが流れ込みました。
日付 | 始値 | 終値 | 前年比% |
---|---|---|---|
2018/1/1 | 23,073円 | 20,014円 | ▲12.1% |
2017/1/1 | 19,298円 | 22,764円 | +19.1% |
2016/1/1 | 18,818円 | 19,114円 | +0.4% |
2015/1/1 | 17,325円 | 19,033円 | +9.1% |
2014/1/1 | 16,147円 | 17,450円 | +7.1% |
2013/1/1 | 10,604円 | 16,291円 | +56.7% |
2012/1/1 | 8,549円 | 10.395円 | +22.9% |
2011/1/1 | 10,352円 | 8,455円 | ▲17.3% |
≪出所:株探≫
一方、労働者の賃金水準推移はこのとおり。
日付 | 賃金平均/月 | 前年比% |
---|---|---|
2018年 | 306,200円 | +0.6% |
2017年 | 304,300円 | +0.1% |
2016年 | 304,000円 | +0.0% |
2015年 | 304,000円 | +1.5% |
2014年 | 299,600円 | +1.3% |
2013年 | 295,700円 | ▲0.7% |
2012年 | 297,700円 | +0.3% |
2011年 | 296,800円 | +0.2% |
新卒で入社した企業はそれなりの規模の一部上場企業だったとはいえ、致命的に古く、完全なる年功序列。
給与が劇的に上がるのは管理職からで、おおよそ15年後。
それまでの給与増減は、イコール残業時間の多・少であり、定期昇給はたかが知れてる。
2年目、3年目、4年目と仕事のスピードは早くなり、つまり生産性は向上しているはずなのに一向に上がらない給与。
その一方で続伸する株式相場。つまり企業業績は順調。
なんかおかしい。。
もやもやしているときに出会ったのがこの本。
『21世紀の資本』トマス・ピケティ著
r>g
- rとは、資本収益率。
- gとは、経済成長率。
著者のトマス・ピケティ氏の研究によると、これまで歴史的に、常に「r」が「g」を上回り続けている。
つまり、資産を持つ人と持たずに働く人の格差が広がり続けているということ。
そうか、資産を持たなきゃ。さもなくばこれが一生続くかもしれないぞ。。
では、どうするか。
その時に出会ったもう1冊の本がこれ。


別に「お金持ちになりたい」っていう感覚はないけれど、労働収入に依存し続けるのは危険だろう。
よし、株式市場に投資をしよう。
それから本格的に株式投資を行う2015年まで時間が掛かりましたが、SBI証券から楽天証券にメイン口座を切り替えてからは、すっかり投資が生活の一部になりました。

投資によって得られるお金以外のもの①情報感度の劇的向上

投資をはじめて実感したのは、情報感度が格段に上がったこと。
社会、政治、経済ニュース、国内のみならず海外ニュースへのアンテナも高くなりました。
TVを観ていても、本を読んでいても、街を歩いていても自分に吸着してくる情報の種類と量が多くなったわけです。
はじめは知らない言葉やどのように解釈すればよいかわからないニュースが一気に増えて戸惑いましたが、慣れると自分に必要な情報と不要な情報をサクサク取捨選択できるように。
この情報感度の高まりは、言うなれば人とのコミュニケーションにおけるネタの引き出しが増えることでもあり、営業職であるぼくにとっては、とてもポジティブな効果でした。
投資によって得られるお金以外のもの②お金の使い方の意識変化

投資をはじめてからは、お金の使い方にも変化が。
無駄な出費を避けるようになった
自動販売機で1日2,3本買っていた飲料を水筒に変えました。
朝起きたときに飲んでいるお茶を少し多めに作るだけなので、実質0円。
調べたら最近の水筒はとても軽くてコンパクト。
保温・保冷に優れているから飲むときはいつでも適温で満足度が高いことがわかりました。
このように、自分に必要なものと不必要なものを線引きし、合理的なら実行するという意識は投資をはじめてから明らかに強くなりました。
また、タバコを辞めました。
辞めたきっかけは別の理由ですが、継続するためのモチベーションとして、無駄な出費を制御するマインドが効果を発揮していました。
投資家の性として、グラフ化して長期視点で検証してしまうんですよね、タバコへの出費を。。
すると、なんだこれは、なんて非合理的な出費なんだってことで、もう絶対戻るまい。。とこう思うわけですね。
水筒と禁煙だけでも月20,000円以上の金額が浮き、つみたてNISAに使っている月33,000円のうち60%賄えている状態になりました。
この無駄な出費だけでも、20,000円×12か月で年間240,000円。
つみたてNISAの非課税期間20年で計算すると4,800,000円分の価値です。

本当に必要な出費に大胆になった
上述したように、自分に必要なものと不要なものをじっくり考えてお金を使うようになったため、逆に必要だと考えたものには迷わずお金をサクッと出すようになりました。
例えば、
- 低スペックPCはストレスが溜まるため、スペックをケチらない
- 歩きにくい靴は疲れが溜まってコスパ悪いため、値段を惜しまない
- 会社四季報は購入する
金額そのものよりも、それによって自分が得るものは、〇〇円の価値があるものか。という観点で思考するようになったのも投資を通じて変化したことですね。
投資によって得られるお金以外のもの③金融リテラシーが高まった

これは、①の情報感度の高まりとともに一緒に身に付いてきます。
これ同感✨
投資をすることで、目にする、耳にする情報が格段に増える
それを自分で咀嚼することで、相場観というものができる
もし100円投資をした人が、退職金や相続で急にお金持ちになったら、銀行窓口で投資の相談をし言いなりに投資することはしない
つまり、金融リテラシーが身についている https://t.co/gcf6TU01pj
— けだま@投資ブログ運営🐈 (@kedamafire) June 15, 2019
投資によって得られるお金以外のもの④会社とは別の世界

さいごに。
投資家あるあるとして、周りに投資について話せる知り合いが少ないというのがあります。
ですので必然的に、それを会社以外のどこかに持つことになる。
それはSNS上かもしれないし、オフラインの同好会かもしれません。
つまり、会社以外のどこかに心の置き場所を持つことができるというわけです。
そこは会社の中の文化とは異なる価値観で回っていることが多いはず。
そのことによって、会社を客観的に眺める視点が自然とできてきます。
これは会社からの精神的な自由ともいえるかもしれません。
まとめ;投資によって得られるお金以外のもの

まとめると、
投資により得られるお金以外のもの
- 世界への情報感度が高まり、
- お金の使い方を始め価値観が一変。
- 経済的自由に生きるための知恵が蓄積される。
- 会社以外の世界が広がり、会社に縛られない精神的自由な状態に近付ける
といえます。
最近話題の「老後資金2,000万円足りない」という言葉に踊らされず、まずは少額からでも投資をはじめてみることが、将来のためにも大事なはずです。

情報が多すぎて何が何だかわからない!調べることすらストレスだって方は、ロボアドをお試しではじめてみるとよいでしょう。


投資をコツコツ続けることの効果は、この驚くべきエピソードが証明しています。

貧富の差は、収入の多・少じゃなくて、資産の多・少によって拡大するわけです。
それではまた~
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ぼく自身は上記3社ともで口座を開設し、
メイン利用は楽天証券、
ETF積立はSBI証券、
情報収集はマネックス証券
と使い分けしています。